よだかの星

少し前、絵本の「よだかの星」を図書館で借りました。
みにくい鳥で、ほかの鳥たちからは「鳥の仲間のつらよごし」と言われ、
鷹からは「名前を変えろ」と言われる。
「いったい僕はなぜこうみんなにいやがられるのだろう」と悩み、口を大きく開けて矢のように空をよぎると
羽虫や甲虫が口に中に入り、それを飲み込むと虫を食べる自分に背中がぞっとしたのでした。
よだかは星になりたいと願い、どこまでもどこまでも空をのぼり、自分の体が青く燃えているのを見ました。

悲しいお話です。
最近また読みたいと思い、文庫本を借りてきました。
よだかは太陽や星々に自分を連れていってくれと頼みますが、誰も聞いてはくれません。
力を落として地面に着く間際、よだかは空に空に飛び立ちます。

絵本のほうは直接的な言い回しはなく、ひとの想像力に任せているような表現だった気がしたけれど
童話のほうは「これがよだかの最後でした。」というくだりがありました。
よだかは星になりました。今も夜空で輝いているといいます。

この短い童話に心がゆっさゆっさと揺さぶられたひと時でした。

ネットでも読むことができます。
「よだかの星」 宮沢賢治

 

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